青森山田の天下いつまで?高円宮杯JFA U-18プレミアLで優勝、高校サッカー選手権でも4度目V
8日に国立競技場で行われた高校サッカー選手権決勝で青森山田高が滋賀・近江高を下して2大会ぶり4度目の優勝。高円宮杯プレミアリーグと合わせて高校サッカー2冠を達成した。
前半33分、右からのクロスをMF福島が右足ボレーで先制。1-1で迎えた後半15分、GKのゴールキックからダイレクトパス2本でボールを受けたFW米谷が、相手GKをかわして勝ち越し点をゲットした。25分には相手CKのコボレ球を拾って高速カウンターを仕掛け、オウンゴールを誘発して3-1とリードを広げた。
それにしても青森山田の強さ、粘り強さが際立った大会だった。今選手権のBブロックは青森山田、埼玉・昌平高、静岡学園高、鳥取・米子北高、熊本・大津高とプレミアの強豪がひしめく「死の組」。青森山田は2度のPK戦を粘り強く制して決勝に駒を進め、3842校の頂点に立った。
表彰式で笑顔を振りまく選手とは対照的だったのが、物憂い表情で優勝の余韻に浸っていた正木監督。「最高です。そのひと言です。(強豪・青森山田を)築き上げてくれた黒田監督にも感謝したい」と涙をこぼした。