和田毅プロテクト漏れ騒動をどう見る? 選手会前会長の西武・炭谷銀仁朗を直撃…自身もFA移籍時に葛藤

公開日: 更新日:

「FA取得期間を短縮してほしい気持ちはある」

 ――そんな過去もある炭谷は、選手会長時代から、FAの取得年数(国内7or8年、海外9年)の短縮などを求めている。

「取得期間については選手会長時代から話し合っているし、短縮してほしい気持ちはあります。FA制度に欠陥? 僕は制度自体が悪いとは一切思っていません。中畑清さんが選手会長の時、歴代の諸先輩方が(選手の待遇面を)良くしようと思って作った制度(1993年オフから導入)。時代を含めていろいろ変化が起こるのは当然。やっぱりより良いものを話し合って見つけだすのがベストだと」

 ――今回のプロテクト騒動と人的、金銭による補償制度についてはどう見るか。

「今回のプロテクトに関しては、ソフトバンクのほうもいろいろ考えて考えてのプロテクトの仕方もあっただろうし、そこは何とも言えません」

「本当に補償制度を撤廃するのがベストなのかどうかを、きちんと議論する必要があると思います。本当に補償制度を撤廃したとして、新しく制度を作るというのはいろいろメリット、デメリットが出てくるわけで。メリット、デメリットを踏まえて、議論をしたほうがいいと思います」

「具体的にこう変えるべき、というのはわからないですが、12球団にそれぞれ選手会長がいて、みんなそれぞれ違う考えがある。制度を変えるにしても、デメリットを少なくして最善策は何なのか。当然、選手会側の要望と球団側の考えは違うでしょうから、お互いの考えをうまく調整して、より良いFA制度にしていってほしいです」

 ◇  ◇  ◇

関連記事【もっと読む】…では「和田の一件だけではない、ソフトバンクが抱える大問題」について詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」