「和田毅プロテクト漏れ」だけじゃない!ソフトBフロント“大暴走”に現場は辟易…V奪還に暗雲
11日発売の日刊スポーツが報じた、ソフトバンク和田毅(42)の移籍報道。西武からFA移籍した山川穂高(32)の人的補償として、和田を「指名する方針を固めたことが10日、分かった」とつづっていたものの、フタを開けたら指名されたのは中継ぎ右腕の甲斐野央(27)だった。
前編となる『ソフトB「和田毅プロテクト漏れ」はフロントの大暴走 小久保監督は信頼、開幕ローテ入り明言』では、小久保新監督が開幕ローテ入りに期待を寄せていたにもかかわらず、球団が和田をプロテクトから外したことに触れた。しかし、現場とフロントの意思疎通が図れていないケースはそれだけではない。
昨年10月に戦力外となった17年ドラフト3位の増田珠(現ヤクルト)は、小久保監督が期待を寄せていた選手。増田は「(退団の)挨拶に行った時、小久保監督自身もびっくりしているふうで、『自分の頭の中にも(戦力として)あった選手だった』とお話をいただいた」と話していた。増田のクビは小久保監督にとっても寝耳に水だったようなのだ。
かと思えば、22年現役ドラフトで放出した大竹は阪神でエース格になり日本一に貢献。同じく22年オフに近藤の人的補償となった田中は、移籍先の日本ハムで守護神の座をつかみ取った。フロントのやることなすこと、すべて現場の足を引っ張っているようなものだ。