日本ハム新助っ人レイエスの最低ノルマ フリー打撃で“大谷級”160m弾も「DH専任」が足かせに
打球が飛んだ。海まで飛んだ。海まで飛んで、浜辺に落ちた──。
日本ハムの新助っ人、レイエス(28)が周囲をあっと驚かせる大飛球を放った。
6日のフリー打撃でバットを一閃すると打球はバックスクリーンに一直線。グングン伸びて電光掲示板の上を越え、球場の裏手にある砂浜に着弾した。
日本ハムのキャンプでバックスクリーン越えの打球を放ったのは、2017年の大谷以来。推定飛距離160メートルというのも大谷級だ。
レイエスはメジャー通算108本の長打力をひっさげ、今オフに年俸1億円プラス出来高の1年契約で入団。19年はパドレスとインディアンス(現ガーディアンズ)で計37本、21年も30本を打っている。チームからも大砲候補として期待をされているものの、なにせ日本ハムは今季、助っ人が8人。厳しい出場枠争いが予想される。
「レイエスは外野手登録だが、メジャー時代と同じようにDHが本職となりそうです。日本ハムの外野は万波、松本に加え、レイエスと同じく新規入団のスティーブンソンがレギュラー候補。スティーブンソンは打力はイマイチも、メジャーでは中堅守備が高く評価されていた選手ですからね。年俸も1億1000万円プラス出来高と、レイエスよりもやや高い。首脳陣もレイエスに外野を守らせることはあまり考えてないでしょう」(球団OB)