渋野日向子は復調の兆しをチラッと見せた 来週のシェブロン選手権は楽しみ
■曲がり幅少なくターゲットへ飛んでいる
迷いといえば、スイング改造中の渋野日向子は4試合連続の予選落ちでした。今大会では左右の曲がり幅が少なく、縦距離はズレていたものの、打球は目標方向へ飛んでいました。徐々にですが、良い方向へ向かっている印象です。今はスイングのことで頭がいっぱい。ヘッドが走らず飛距離も出ていません。アプローチやパットに集中できないのは仕方がないでしょう。多くの課題を一気に解決しようとせず、焦らず1つずつクリアしていくべきです。
渋野は自分が理想とするドローボールが打ちたいそうですが、フック系の球はクラブ軌道がインサイドアウトになり、実際、クラブを左へ振り抜けていないケースもありました。練習でストレートボールを打てば、体の回転が良くなり、ヘッドスピードも出てくる。
今回の試合で復調の兆しが少し見えたので、来週のシェブロン選手権は楽しみです。
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