水原一平容疑者が違法賭博の“沼”にハマり総額280億円負けるまで…胴元との生々しいやり取り
勝ち額は総額1億4200万ドル(約217億円)だったが、負けは総額1億8300万ドル(約280億円)。差し引き4067万8436ドル(約62億円)を溶かした。
大谷については、捜査当局は口座から金を盗まれた「被害者」と認定。違法賭博などの不正行為に関与していないと結論付けた。
供述書で際立っているのが、水原容疑者と胴元の「ブックメーカー」(賭け屋)とのやりとりの生々しさだ。両者のテキストメッセージから、ギャンブルに溺れていく様子が読み取れる。
■上限額の引き上げを懇願
スポーツ賭博を始めた頃、水原容疑者が胴元へ送ったメッセージは〈サッカーでやらかしちゃったよ(爆笑)。UCLAに賭けたけど、全然ダメだった!!!〉(21年9月24日)。あまり深刻そうな雰囲気はないが、3カ月後、胴元に〈私の(賭け)アカウントは復活できるのかな? 全部すっちゃって〉(22年1月2日)と賭け金の限度額の引き上げを“お願い”。その2週間後には〈クソ、全部すっちゃった(爆笑)…また5万上げてくれない? これで負けたらしばらくやめる〉(22年1月15日)と、ギャンブルの沼にドップリ漬かった様子がうかがえる。