佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー
7日のオリックス戦で自己最多となる111球を投げれば、続く14日の楽天戦も106球。2試合続けて100球以上投げているとはいえ、首脳陣は完全に一本立ちしたとは受け止めていないようだ。
ロッテOBがこう言った。
「体力はだいぶついてきたというのが首脳陣の見立てですが、先発として一年間働けるという計算はまだできないとか。昨年はもって球宴まで。シーズンを通して働いた経験がないのだから無理もありません。前3試合はいずれも球速が160キロに満たない。あえて出力を落として投げているわけで、要するにコンスタントに160キロ超の速球を投げ続けるだけの体力はまだないということですよ」
開幕から中6日が2回続いて、今回は中8日。休養タップリでマウンドに上がった佐々木はしかし、7回5安打3失点で今季初黒星を喫した。球数は105球。致命的だったのは1-2で迎えた七回2死二塁のピンチの場面だ。ソフトバンクの1番、打率.200の川村に外角高めの直球を捉えられ、逆方向の左翼頭上を破られた。