大谷「大事を取って」欠場の裏に“二刀流の10年計画” 投打フル回転でボロボロの昨季が反省材料
「一番は10年を必ず続けることが目標。誰もそれだけ長く2つやるのはいままでないので、どういうふうになっていくかは、はっきり言えることではないが、もちろん全力を尽くすのは言える」
人のやっていないことにチャレンジしてきた大谷らしいコメントではある。そして、こう続けた。
「バッターとしては、肘はあまり関係ないので、膝であったり、腰であったり、ほかにもっと負担のかかってくる場所がある。そこをまずケアしながら、どの程度できるのか。そこをしっかりクリアしていくためのプランを、球団の人とも一緒に、ドクターも一緒に考えながらつくっていくということ」
投打にフル回転した結果、けいれん、2度目の右肘手術、右脇腹痛とボロボロになった昨年の経験がクスリになったのだろう。
ドジャースと大規模な長期契約を結んだだけに、それなりの責任も伴うわけで、何より二刀流を10年続けることを優先するようになった。そのためには目先の試合で無理をするわけにいかない、球団や医師の判断も重視するということだ。