【卓球・混合複&男子単】張本智和、早田ペアに有利に働く中国選手が抱える“圧倒的重圧”
【混合複&男子単】
■混合複
前回大会で初めて採用された種目で、日本は水谷隼・伊藤美誠ペアが決勝で中国を破って初代金メダリストになった。今回は張本智和・早田のペア。WR3位で中国とは準決勝まで対戦がないのでメダル獲得の可能性は高い。
第2シードは韓国(林鐘勲・申裕斌)。準決勝で当たっても、個人の実力なら張本と早田の方が上です。
決勝に進めば、相手は世界1位の王楚欽と孫のペアと格上ですが、団体戦よりは勝機がある。団体戦は5試合を競いますが、混合ダブルスは1試合だけなので番狂わせの確率が高いからです。前回の決勝では中国ペアでもガチガチに緊張して日本に負けた。今回は連敗できないという重圧は大きいはずです。どこかで歯車を狂わせることができないか。
■男子単
日本勢ではWR最上位(10位)の張本でも、シングルスはどこの国の選手と対戦しても必ず勝てるとは言えない。
団体のランキングは現在5位。4位台湾との差はわずかです。今月も世界ランクに影響する大会が複数あるのでWRを4位に上げて第4シードに入り、中国とは異なる山に入りたい。
ただ、4番手に上がって準決勝まで中国と対戦がないとしても、ドイツ、韓国、台湾、フランス、スウェーデンなど、いずれも日本にとって厳しい戦いになります。張本の2点を確実にした上で、戸上、篠塚そしてこの2人のダブルスでいかにして1点をもぎ取るかです。(終わり)