日本ハム「2016年大逆転V」の再現は清宮、野村の「確変」次第…首位ソフトBと8.5差
16日の巨人戦は延長十二回、3-3で引き分けた2位の日本ハム。交流戦はここまで、雨天順延となった阪神戦(18日)の1試合残し、8勝9敗1分け。パ・リーグは全日程を終了した首位のソフトバンクが12勝6敗と大きく勝ち越したため、ゲーム差は交流戦開始前の4.5差から8.5差に開いた。
とはいえ、シーズンは残り81試合。逆転するチャンスは残されている。日本ハムといえば、栗山英樹監督時代の2016年、6月24日時点で首位ソフトバンクに最大11.5ゲーム差をつけられたものの、7月に15連勝するなど驚異的な追い上げを見せ、最終的に2.5差をつけて逆転優勝を果たしている。
当時、ソフトバンクでコーチを務めていた評論家の飯田哲也氏は、「日本ハムからは栗山監督の意地というか、ホークスにだけは絶対に勝つという強いメッセージを感じました」と、こう続ける。
「栗山監督は先発ローテを変更してでも、大谷、有原、高梨の先発3本柱をぶつけてきた。ホークスは日本ハムの攻勢に屈し、直接対決で9勝15敗1分けと大きく負け越しました。今年の日本ハムに投打で活躍した大谷翔平はいませんが、山崎福、加藤、伊藤の先発3本柱は安定感があり、野手も田宮、水谷ら若手が台頭。