徹底した“勝負至上主義”が生む誤解…特定チームのファンをブチギレさせ大炎上した発言とは
だから華麗な技なんか関係ない。美しくボールを回しながら攻め込んで、相手にボールを奪われてカウンターを受けるなんて、黒田イズムとは対極にある姿です。
ボールを奪ったらすぐさま前線の体格のいい選手にボールを預け、そこから一気にカウンターで攻め込みます。相手が攻めてきてくれれば、それが町田の逆襲のチャンス、という戦いです。
逆になぜパスを何本もつないで攻めようなんて、そんな危ないことをするの? というのが黒田流の考え方なのでした。
2024シーズンの始動直後に「あんまり足元でチャカチャカやって、何本パスをつないで点数を取るというのが果たしてサッカーか、と言った時にやっぱり日本の『甘さ』というのはそこにある」と語っていたのですが、そのときはあまり話題になりませんでした。ところがシーズンが始まって首位の座に着いたら、その言葉が蒸し返されます。で、黒田監督はこれをYouTubeでも公言しちゃいます。
「たとえば今はプロでもGKからつないで、Jリーグ見ていても何点あるかなというくらい、ディフェンスラインでボール取られてカウンター食らったり、GKのパス取られたり」と、ここまでは良かったのですが、続けて「その意味がよく分からない」と言っちゃったもんだから、見ている人の怒りを買いました。