阿部詩は大号泣、斉藤立も憔悴…ニッポン柔道大苦戦を招いた「全柔連の罪」
「五輪本番で世界ランキング上位8位までに与えられるシード権を得られず、メダルを逃す一因になった。全柔連は本番でシード権を獲得し、序盤、中盤で強敵と当たらない組み合わせになるよう、出場する大会などを緻密にシュミレーションした。しかし詩は昨年10月、シード権を得るために出場を予定していた国際大会を腰痛で欠場したことで、ポイントを加算できず。今年、パリの本番までに2大会を挟めばシード権を得ることができたが、コンディションを優先させて出場を見合わせざるを得なかった。結果、2回戦で世界ランク1位の選手とぶつかり、涙を呑みました」(放送関係者)
男子の鈴木監督は、100キロ級のウルフアロンがノーシードでメダルを逃した直後、「やっぱりシードは必要」と言ったが、詩がシードを取れずに苦戦した責任は全柔連にもあるのではないか。
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それにしても、阿部はなぜ、2回戦で散ったのか。長らく柔道を取材するスポーツライターの木村秀和氏はコンディション不良を否定し、その「意外な理由」を解説する。あの瞬間、いったい何が起きていたのか。
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