泥棒対策はザルの危険すぎる実態…「神様」ジーコは8000万円超の盗難被害、夫人は“嫌仏”で国外退避
その他にもカタール首長の娘がパリに向かう列車で、エルメスのバッグ11個を盗まれたし、ボクの知り合いの記者の多くも痛い目に遭っている。オーストラリアのTVスタッフなんて、強盗集団に襲われて命の危険を感じたって言ってたよ。
極めつきは、我がブラジルサッカー界のスーパースターで、「神様」といわれ、日本代表の元監督でもあったジーコだ。彼はブラジル選手団のアンバサダーとしてパリに招待されているんだけど、7月25日に組織委員会が手配したタクシーでホテルへ移動する際、バッグを奪われてしまった。
ジーコとサンドラ夫人が車に乗ろうとしている時、ボーイに扮した男に話しかけられ、みんなが気をとられているうちに、もう一人の仲間が荷物を奪ったようだ。中にはパスポート、ブレスレット、ダイヤのネックレス、ロレックスの時計、それに現金も入っていたみたい。
被害総額はなんとケタ違いの50万ユーロ(約8110万円)! 特にジーコが残念がっているのはロレックスで、彼のお気に入りだった。公式アンバサダーに起きた事故だけに、マクロン大統領が直々にジーコに謝罪。ジーコ自身も「大切なのは健康と命」とコメント、しばらくは五輪を楽しんでいる様子だったけど、夫人の方がほとほとパリが嫌になってしまったようで、今は夫婦でイタリア・サルデーニャ島に滞在している。五輪中にパリに戻ってくるかは未定だ。