泥棒対策はザルの危険すぎる実態…「神様」ジーコは8000万円超の盗難被害、夫人は“嫌仏”で国外退避
ボンジーア&ボンジュール! パリでは毎日熱戦が繰り広げられているけど、その裏では別な“祭典”も開かれている。それは泥棒たちの五輪だ。パリはもともとスリが多くて有名だけど、まさに五輪は稼ぎ時! 今、パリが泥棒天国になっているんだ。
まずは開幕前、アルゼンチンのサッカーチームのキャンプ中に何者かが宿舎の部屋に侵入。携帯電話や腕時計を盗んでいった。被害は合計5万ユーロ(約810万円)以上だという。
オーストラリアの自転車チームも盗難に遭った。泥棒たちはチームのバンの窓を割って、財布、競技用具、果ては理学療法士のマッサージ台まで取っていったらしい。幸い、一人の荷物にGPSがついていて、一部は取り戻せたみたいだけど、東京五輪BMXの金メダリスト、ローガン・マーティンはSNSに割れたガラスや荒らされた車内、公園に放置された荷物の生々しい様子を投稿している。自転車だけは別の場所に保管していたのは不幸中の幸いだった。
危ないのは街中だけじゃない。盗難は選手村内でも起こっている。日本のラグビー選手は、結婚指輪や現金3000ユーロ(約49万円)が部屋から消えてしまったし、オーストラリアのホッケーのコーチは、カードを盗まれ、口座から1500豪ドル(約15万円)を引き落とされた。村内での盗難は少なくとも5件が発覚している。入り口には臨時警察署までつくってあるっていうのにね。