日本ハム清宮幸太郎に母校・早実の恩師が叱咤激励!ついに「未完の大器」脱却か
パワーは本物だが、おおらかで、どこか坊ちゃん気質。イマイチ、殻を破れない──そんなイメージとはおさらばだ。
日本ハムの清宮幸太郎(25)が25日のソフトバンク戦の初回、先制となる右翼への二塁打を放つなど4打数2安打と活躍した。
もっか打率.290、8本塁打、36打点。出塁率は3割5分を超え、得点圏でも4割超と勝負強さを発揮している。
そんな清宮を愛情がゆえに厳しく語っていたのが、母校である早実の和泉実監督(62)だ。早実は今夏の甲子園に出場。その際、本紙記者が清宮について尋ねると、「(今季は)超出遅れましたよね」と苦笑い。キャンプ直前の1月29日、自主トレ中に転倒して左足を捻挫し、一軍出場は4月19日と恩師の言うように「超出遅れた」。
それでも和泉監督は「相変わらずケガをして……」と、こう続けていた。
「僕もあまり(試合は)見てないし、会ってもいないけど連絡がないことが(逆に)頑張ってる証しなのかな。日本ハムも若い選手がたくさん出てきますし、今までは『早実の清宮』というの(注目ポイント)もあったかもしれないけど、今は尻に火がついていると思う。一軍に上げてもらってからはチームのためにプレーしていますからね。やっと調子が出始めたんじゃないかな」