今さら政治家をありがたがるスケート連盟の旧態依然…汚職理事から献金もらった自民・長島会長が4選の噴飯
スポーツライターの小林信也氏がこういう。
「スポーツとして自立する気がないとしか思えません。政治家を立てたところで、国費自体が減少傾向でうまみはない。実権を握りたい人がお飾りを立てて都合のよい態勢をつくる構図になりかねません。スケート連盟の収入の約6分の1がフィギュア関連。その入場料や放映権料のおかげで団体が成り立っている。スピードスケート選手だった橋本聖子氏(59)が長く会長の座にいたことはフィギュア関係者にとって忸怩たる思いがあった。一方、スピードスケート関係者は、副会長の荒川静香氏(42)を会長にするのも『せっかくスピードが天下を取ったのに』と嫌ったのかも。そこでスケートに明るくない長島さんが会長の椅子に座ることで落ち着いたのでしょうが、そんな選択自体がおかしいのです。今回も理事にメダリストやオリンピアンを入れましたが、女性登用の数合わせかポーズに感じます」
連盟では、スピード男子で1998年長野大会金メダリストの清水宏保氏(50)が18年から理事を務めたが、今回の改選で退任。12年に理事になったトリノ五輪金メダリストの荒川氏も、14年に史上最年少の32歳で副会長に就任したものの、22年に退いた。