巨人がCSで警戒する阪神の“異常な得点圏打率”…《二塁走者の動きを注視、しぐさを含めて分析開始》
4年ぶりのリーグ優勝を決めた巨人の阿部慎之助監督(45)は、「これからまだ本当に厳しい戦いが待っている」と気を引き締めている。1勝のアドバンテージがあるとはいえ、CSファイナルステージ突破には、不安要素があるからだろう。
菅野智之(34=15勝3敗、防御率1.67)、戸郷翔征(24=12勝8敗、1.95)、井上温大(23=8勝5敗、2.76)の“先発3本柱”は、計算が立つ。問題は残りの2人だ。巨人OBが言う。
「例えば菅野は優勝争いが佳境に入った8月、9月にむしろ調子をさらに上げた。8月の月間防御率は0.94、9月は1.34。戸郷も井上も同じです。一方で、不安が残るのはグリフィン(29=6勝4敗、3.01)と山﨑伊(25=9勝6敗、2.81)。グリフィンは8月に防御率4.07と不調に陥ると、山﨑伊も8月が5.82、9月が7.71と一気に下降線をたどった。山﨑伊は二軍再調整を経て復帰した9月26日のDeNA戦が実質的なポストシーズンの先発テストでしたが、3回途中4失点で降板。球威も制球力もなく、大いに不安を残しましたからね」