巨人がCSで警戒する阪神の“異常な得点圏打率”…《二塁走者の動きを注視、しぐさを含めて分析開始》

公開日: 更新日:

 相手はシーズン2位が確定した阪神、3位争いを繰り広げるDeNA広島のいずれか。現状のチーム状態を考えれば、阪神がCSファーストステージを突破する可能性が高い。なにしろ、9月を15勝7敗と巨人を猛追した阪神とは対照的に、DeNAは同月10勝9敗1分けと勝率5割がやっとで、広島にいたっては5勝20敗と歴史的急失速の真っただ中だ。

「巨人も阪神も投手力のチームで、そう多くの得点は期待できない。似たようなチームカラーの中で、巨人が警戒するのは阪神の得点圏打率の高さです。『異常』と言う巨人関係者もいる。実際、特に8月からの主力の勝負強さは凄まじく、シーズン打率.257の大山が得点圏では4割超に跳ね上がり、同.276の森下や.271の佐藤輝も得点圏では3割をはるかに超える数字を残している。これだけ得点圏打率が高いと、巨人ベンチも選手も二塁走者の動きを注視するなど余計な神経を使わざるを得ない。スコアラーはすでにビデオを見返して、ちょっとした走者のしぐさも含めて分析し始めているようです」(前出のOB)

 今季最後の直接対決となった22日からの2連戦はいずれも0-1、1-0の超接戦。審判の微妙な判定が物議を醸し、両チームのファンのいさかいの種にもなった。シーズンの対戦成績は12勝12敗1分けとまったくの五分。阿部監督の言葉を借りるまでもなく、巨人阪神の「本当に厳しい戦い」はこれからが本番だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    目黒蓮“おバカキャラ封印”でますます上がる俳優業のハードル 「何をやってもキムタク」化の不安

  3. 3

    国民民主党「躍進」で政局のキーマンに…ウキウキ玉木代表の裏に潜む小池都知事に要警戒

  4. 4

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  5. 5

    阪神藤川監督の就任会見「言語明瞭、意味不明瞭」だった“特殊事情”…虎ファンが感じた心の揺れ

  1. 6

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    くすぶっていた木村拓哉&新垣結衣“身長差問題”は杞憂? 「教場0」で相まみえるシーン複数

  4. 9

    「高校生を指名するのが怖くなった」…プロ球団ベテランスカウトが漏らす苦悩と本音

  5. 10

    日本ハム大砲レイエスの原動力は「7人の子供たち」…二軍でも手を抜くどころか元気いっぱい