山本由伸メジャー2年目は「サイ・ヤング賞」狙う! 大谷、ダル、今永ら日本人投手での争いに
CSのメジャーリーグ中継で解説を務める評論家の斉藤明雄氏がこういった。
「移籍1年目の今季は右肩の故障もあって本人にとっては満足のいくシーズンではなかったでしょうが、離脱している期間はメジャーの配球や相手打者を研究できただけに有意義な時間になったはずです。復帰後、特にPSでは変化球を織り交ぜ、緩急をつけた投球が目立ち、研究の跡がうかがえました。PSでの好投は大いに自信になっているはずで、来季にもつながるでしょう。故障さえなければ、来季は一年を通してローテを守り、2ケタ勝利は十分に可能だと思う」
ナ・リーグには現時点で大谷、山本に加え、同じルーキーで15勝(3敗、防御率2.91)をマークした新人王候補のカブス・今永、来季メジャー14年目を迎えるダル、メッツ・千賀と5人の日本人先発投手がいる。
「いずれも三振を奪えるタイプ。5人の日本人投手がサイ・ヤング賞争いを繰り広げる可能性はあります」(前出の斉藤氏)
山本のような直球、変化球とも高い精度を誇る投手はメジャーにワンサカいるわけではない。オリックス時代、21年から3年連続で沢村賞に選出された山本が、来季は大谷を制して日本人初のサイ・ヤング賞の栄誉を手にするかもしれない。