著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

《20試合を切ったら死活問題。何とかして欲しい》トップ選手の悲痛な叫びはJGTOに届いているのか

公開日: 更新日:

 冒頭のプロは、2025年度の国内男子ツアーが今季の24試合から21試合になることを懸念しているのだが、さらに「国内ツアーが20試合を切れば、世界ランキングポイントにも重大な影響を及ぼし、我々の将来や生活にも大きく響く」というのだ。

 世界ランキングのポイント(P)計算は複雑だが、簡単に言うと、過去2年間の出場大会の獲得Pを出場試合数で割り、平均点が大きい者が上位にランクされる。

 出場試合数が40以下の場合は「40」で割り、平均を算出してランキングを決める仕組みなのだが、2年前からPGAツアーのように強豪選手が多数参戦する大会はレベルが高いことからPが多くなり、逆に、国内ツアーのPは激減した。

 例をとれば、全米オープンなどの海外メジャーの優勝者は100Pだが、国内最高権威を誇る今年の日本オープンに優勝してもたったの7.24855Pだった。他の大会は推して知るべしで、これでは、国内でどんなに頑張っても、マスターズや全米オープンの出場要件である世界ランク50位以内には届かない。

 国内の男子プロにとって救いなのは、2試合前後の新規トーナメントが誕生しそうな話があることだが、近年の流れでは国内ツアーの試合数が20を割り込むのは「時間」の問題ではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  3. 3

    清原ジュニアが現役引退表明…今度はテレビ局が争奪戦か? こんなにいる慶大野球部出身アナウンサー

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    斎藤元彦知事“火に油”の言い逃れ…知事選でのPR会社「400人分の仕事はボランティア」の怪しさ不自然さ

  2. 7

    大山悠輔「阪神決別説」が急浮上! 巨人だけじゃない、まさかのダークホース球団が虎視眈々

  3. 8

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  4. 9

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 10

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ