来季米国で戦う竹田麗央がメジャー覇者・古江彩佳から「学ぶ」べきもの
体調が万全でなければ上位争いは無理
その竹田にとって、パットやアプローチの技術など古江に学ぶべき点は多いが、古江の強さを支えているのは小技だけでなく、故障知らずの身体だ。
ツアー関係者が言う。
「米国だけでなく、欧州やアジアなど世界を転戦する米女子ツアーは、長距離移動があり、時差も激しく、体調管理が難しい。ルーキーは食事面も含めて、それで体調を崩す選手が少なくない。ルーキーにとって試合会場はどこも初めてで不慣れなのに、体調が万全でなければ上位争いは無理です。古江が体調管理で重視しているのが睡眠。今は8時間はしっかり寝るようにしているそうです。海外を転戦するアスリートの中には、自分の枕やマットレスを持参する者が多い。ホテルのベッドでは十分な睡眠が取れないからです。睡眠不足は疲労が取れず、スイングを崩したり、故障の原因にもなる。竹田もベストな睡眠法を早く見つけることです」
世界最高峰のツアーは、技術だけでは成績を残せない。