高校サッカー選手権4強の展望を識者が占う「決勝は攻撃の流経大柏と守備の東福岡」
高校サッカー選手権はベスト4が出揃い、11日に準決勝(国立競技場)が行われる。
2007年度以来の優勝を狙う流通経済大柏(千葉)と初出場の東海大相模(神奈川)、3度の優勝を誇る東福岡(福岡)と7大会ぶりの優勝を目指す前橋育英(群馬)の2試合。どの高校が決勝(13日=国立競技場)に駒を進めて、優勝杯を掲げるか。
攻撃では「3試合15得点」の流経大柏が抜きんでている。圧巻だったのは、上田西(長野)を下した4日の準々決勝だ。前半だけで6得点の荒稼ぎ。8-0の勝利は準々決勝以降の得点差として1976年度の首都圏開催開始以降、歴代2位タイである。
元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「計4ゴールで得点ランク2位タイの山野を筆頭に計3ゴールの和田と亀田も好調を維持。8得点目を決めた背番号10の柚木が『このくらい取れて当たり前というモチベーションを(全員が)持っている』とコメントしたが、その爆発的な攻撃力が初出場の東海大相模を圧倒するでしょう」