「批判」と「誹謗中傷」を一緒くた…J1町田の刑事告訴に見える藤田晋オーナーの「雀士」の顔

公開日: 更新日:

 サッカーJ1のFC町田ゼルビアが、ネットの「誹謗中傷」に刑事告訴をしたことを先日発表した。チームに対する誹謗中傷には徹底的な措置をとると、親会社であるサイバーエージェントと同クラブのトップを兼務する藤田晋社長はプレスリリースでコメントを述べた。

 しかし、この発表に違和感を抱いたJリーグファン・サポーターは少なくなかった。サッカーと関係がない選手やスタッフなどに対する誹謗中傷はともかく、あたかも同クラブのサッカーに対する批判はすなわち誹謗中傷だといわんばかりだったからだ。

 あるJリーグ関係者は指摘する。

「あえてどちらとも取れるようにしてあるんでしょうね。正直、FC町田ゼルビアのサッカーに対する批判は多い。最近では他チームのサポーターからヒールのように扱われている。それを黙らせたいという意図もあったのでしょう」

 では、なぜFC町田ゼルビアに対する批判が、ここまで多くなったのか。

「勝利から全て逆算して考えるようなFC町田ゼルビアのサッカーは、人によっては不満でしょう。フィジカル優先で、パスワークは重視せず、フェアプレーとは言い難いこともやる。ラフプレーも多い。あのサッカーが嫌いだという人が出てくるのはわかります。個人的には、あの戦術にはむしろ勉強させてもらっていますが」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《中日》1位指名した金丸夢斗をパ全球団が“完全スルー”した裏に「カラダの問題」

  2. 2

    松本人志ほぼ無職も海外配信の莫大収益でウハウハ…それでも和解に首を縦に振れない複雑事情

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    《西武》1位で怒涛の遊撃手「指名三連発」は“ポスト源田”の枯渇招いた投手重視ドラフトのツケの証し

  5. 5

    《巨人》先発の金丸夢斗を外して「1~3位に内野手指名」はFA&外国人の大型補強の前兆か

  1. 6

    《阪神》ドラ1指名で“高校生回避”のウラに背に腹は代えられぬ藤川監督の強いこだわり

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    DeNA崖っぷち助っ人が火事場の馬鹿力で巨人相手に6回1安打無失点、クビ回避へ猛アピール

  4. 9

    【スクープ】自民・丸川珠代候補「選挙違反」の決定的証拠!夜8時以降も街頭演説しビラ配り継続

  5. 10

    妻・瀬戸サオリの反論が"トドメ" ジャンポケ斉藤は消滅危機…インスタには4歳の息子の写真がまだ…