佐々木朗希「有望株」がゆえの不吉なジンクス…2018年以降7投手中4人がトミー・ジョン手術
大谷にしてもエンゼルス入団1年目の18年に投打の二刀流でプレーし、ア・リーグ新人王を受賞したものの、その年のオフに右肘に1度目のメスを入れた。
大谷やバンディ以外にも故障者が続出。ナショナルズの左腕ゴア(昨季10勝12敗)、オリオールズの右腕ロドリゲス(同13勝4敗)のように期待通りエースに成長したケースはあるものの、18年以降、上位にランクされた7投手のうち4人という高確率でTJ手術を受けているのだ。
有望株ランキングの上位に入るような投手は当然、各球団で育成計画が慎重に練られ、故障防止には細心の注意が払われる。マイナーやメジャー昇格後も登板試合数、投球回数、球数を厳格に管理される。
それでも肘を痛めるのは、トッププロスペクトとしての期待の高さが重圧となり、マウンド上での力みにつながることで、結果的にフォームを乱して肘への負担が増すからだろう。
ドジャースのフリードマン編成本部長は佐々木を開幕ローテとして起用する方針を明かしている。大谷ら多くの投手同様、トッププロスペクトのジンクスをはねのけられるか。