佐々木朗希「有望株」がゆえの不吉なジンクス…2018年以降7投手中4人がトミー・ジョン手術
日本人ルーキー右腕への期待は高まるばかりだ。
ロッテからポスティングシステムでドジャースに移籍した佐々木朗希(23)が日本時間25日、大リーグ公式サイトが発表したプロスペクト(有望株)ランキングトップ100で1位に選出された。日本人選手がトップに位置付けられるのは2018年のエンゼルス・大谷翔平(30=現ドジャース)以来、2人目。若手選手の実力を見極める公式サイトの専門家が最も期待できる選手に選んだ。
この有望株ランキングで投手が1位にランクされるのは珍しく、二刀流の大谷以前では13年のディラン・バンディ(当時オリオールズ)までさかのぼる。今回、朗希は並み居る野手の有望株を抑えてトッププロスペクトに選出されたが、喜んでばかりはいられない。上位に選出された投手は故障に泣かされるケースが少なくないからだ。
バンディはローテ入りを期待されながら、13年の開幕早々に右肘靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術を受けると、翌14年はリハビリ中に右広背筋を負傷。15年には右肩を痛めて復帰は16年まで待たなければならなかった。