ソフトBの正捕手育成計画いよいよ大詰め 小久保監督は投手による「指名制」を打ち出し

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 ソフトバンクの捕手育成が第2フェーズに移行した。

 2日のロッテとの練習試合では海野隆司(27)がスタメンマスクをかぶり、五回に代打出場した渡辺陸(24)が2番手を務めた。2人のリードもあってか、この日は9-0と無失点での圧勝である。

 オフに正捕手の甲斐が巨人FA移籍。後釜の育成は急務で、キャンプでは主に海野、渡辺、谷川原健太(27)の3捕手がしのぎを削っていた。

 そんな捕手陣に対し、小久保監督(顔写真)はここまでの対外試合6戦で「平等起用」を実施。1試合2人、のべ12人がマスクをかぶったことになるが、上記3人に加え、ベテランの嶺井博希(33)が均等に3試合ずつ出場していた。

「嶺井は甲斐より1歳年上。普通に考えれば正捕手抜擢の線は薄いが、こうも平等に起用されると他の3人は『うかうかしていると嶺井さんにポジションを奪われる』と、危機感を抱いたでしょう。いくら首脳陣が競争をあおったところで、開幕前から起用が偏れば競争意識は薄れる。もちろん、小久保監督も誰を正捕手にしようか、迷っているのは確かでしょうけど……」(球団OB)

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