ソフトBの正捕手育成計画いよいよ大詰め 小久保監督は投手による「指名制」を打ち出し

ソフトバンク・小久保監督（Ｃ）共同通信社

　そしてこの日の試合後、小久保監督は今後の捕手起用について、「投手によってかなり回そうと思う」と、投手による捕手の指名制を打ち出した。

「小久保監督は『捕手に大事なのはブロッキングとスローイング』と話しており、『でも打撃も必要では？』と水を向けられても、『いやいや、守備ですよ』と話していた。これは投手陣にとっても同意見でしょう」とは前出のOB。

　キャンプ中、城島CBOは本紙の取材に「ウチの投手陣は経験豊富な素晴らしいスタッフがいる。経験の浅い捕手が彼らに教わることも多々ある」と話していた。つまり、開幕まで捕手はいかにして投手の信頼を勝ち取るか、投手は「推し捕手」をどれだけ育成できるかが重要になってくる。

　平等起用という第1フェーズが終わり、いよいよ大詰めを迎える甲斐の後釜育成計画。今後は捕手を選ぶ投手陣の責任も重大である。