阪神・岡田監督 佐藤輝明「三塁レギュラー白紙」の深謀遠慮…遅刻癖、緩慢プレーにかねてより苦言
佐藤輝明(24)が初日からシゴキを受けた。
全体練習後、サブグラウンドで約40分の特守。馬場内野守備走塁コーチのノックで右へ左へボールを振られ、大粒の汗を流した。
その佐藤輝に、岡田彰布監督(66)は三塁のレギュラーを確約していない。就任1年目の昨季は三塁固定を明言していたが、ベースボールマガジンで連載中の自身のコラムで「もちろんすべての面で佐藤(輝明)には期待しているけど、要は伸びしろの問題。(中略)バッティングもそうだが、守備での成長も必要」と指摘している。
佐藤輝は昨季、3年連続20本塁打以上をマークした一方で、20失策と、守備で足を引っ張った。馬場守備走塁コーチも「(守備は)まだまだ素人」とハッパをかけている。
そこで思い出すのが近大時代の恩師・田中秀昌前監督の言葉だ。田中前監督は佐藤輝の守備練習に身が入っていないとみるや、「もっとボールに飛び込め、そんなプレーをしていたら、プロでは淘汰されるぞ」と叱り、練習に遅刻した際も厳しく注意した。