なぜ東大は東京六大学リーグに加盟できたのか…そのまま6校だけで今年が創設100周年
明大のエース湯浅禎夫(ゆあさ・よしお=毎日新聞、毎日オリオンズ初代監督)にリーグ戦最初のノーヒットノーランを喫したものの、実力のほどを示した。
チームを支えていたのは東武雄(あずま・たけお=東龍太郎都知事の実弟)。投打の主軸で、秋季の法大戦で初勝利を挙げ、六大学リーグ最初のホームランも放った。
東京六大学リーグ戦のルーツは1903年の第1回早大ー慶大から。14年に明大、17年に法大、21年に立大と3大学から4大学、5大学と発展。当時は早慶の指導者が各校を教え、テスト試合を行って加盟が進んだ。
仲間入りを望んだ大学は他にいくつもあったが、東大が認められたのは「学力優秀。将来の発展のため」という説もある。
いずれにしろ、6校だけで100年維持はまさに“聖域”である。
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日刊ゲンダイで好評連載中の「仰天野球㊙史」は、東京プロ野球記者OBクラブ会長・菅谷齊が筆を執っている。プロ野球の裏も表も知り尽くした“生き字引”が、これまで表に出なかった驚きのエピソードを次々と明かしていく。すべての野球ファン、野球マニアは必読だ。