打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘
阿部監督「二軍で調子が良ければ上げる」
「インコース打ちの名手がインコースをさばけていない。バットを極端に短く持ってポイントにポンと出したり、顔の位置にトスを上げてもらうティー打撃が効果的かもしれない。いずれもトップからシンプルにバットを出さないと芯に当てられないですから」
この日の試合前練習で、メジャーを席巻し、日本でも使用が認められた話題のトルピードバットを巨人の選手も使用した。ミートポイントの芯の部分が太く、先端がやや細くなる形状から「魚雷」と呼ばれる新型バットだ。坂本がバットの契約を結んでいるSSK社でも製造している。
「インコースに詰まらされているだけに、今の坂本には魚雷バットがフィットする可能性はあります。通常バットよりヘッドが細く、芯が手元側に位置するため、振りやすいかもしれません。試してみる価値はあります。巨人コーチ時代にいい時を知っている。必ず復活してくれるでしょう」(内田氏)
阿部監督は「二軍で調子が良ければ上げる。2割打てばね。それで十分ですよ」と早期の再昇格を期待しているが、昨年の二軍落ちの際には2週間を要した。結局、昨季は打率.238、34打点、7本塁打。プロ19年目で正念場を迎えている。
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巨人の野手といえば、坂本のほかにも期待の若手の秋広と浅野がまったく機能しておらず、阿部監督が頭を抱える事態になっている。そこで「劇薬」が投入されたようだが、いったい今、巨人で何が起きているのか。その「効能」とはーー。
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