父・宇さんと福原愛は仙台のクラブで「すれ違い」だった

公開日: 更新日:

 先輩の陳龍燦氏に紹介されたのは、「泣き虫愛ちゃん」こと、すっかりテレビの人気者になっていた福原愛が所属していた仙台ジュニアクラブだった。

「ひとりで仙台に来たのが98年7月で、福原愛ちゃんはちょうど大阪に移ったばかり。すれ違いでした」

 まだ10歳だった福原愛がプロ契約し、大阪の八尾市に引っ越したのはその年の8月だった。

■「仙台は住みやすい」

「仙台は住みやすい土地で、とても好きになりました。日本人は、中国人と同じくらいに卓球が好きだということは分かっていました。うまい下手はともかく、誰でも卓球ができますからね。ヨーロッパでは、そうはいきません」

 生活が落ち着いた翌99年、宇さんは、郷里の四川省重慶から、10年間も遠距離恋愛を続けてきた凌さんを呼んだ。

 中国では、4年に一度「全国運動会」が開かれる。「中国のオリンピック」とも呼ばれ、各省が省を挙げて選手強化に取り組むビッグイベントだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した