「十津川警部 怒りと悲しみのしなの鉄道」西村京太郎著

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 警視総監の後藤が誘拐された。犯人は、列車爆破事件を起こし獄中で病死した死刑囚・山中の息子と名乗り、父親の無実の罪を晴らすため、爆破事件の真犯人を1週間以内に突き止めなければ後藤を殺害すると通告してきた。

 誘拐事件の捜査を進める一方で、十津川らが2年前の爆破事件の再捜査に乗り出す。事件では軽井沢から長野に向かっていた「しなの鉄道」が爆破され、22人の乗客が犠牲になった。被害者の1人は当時の警視総監の永井だった。目撃情報から前科のある山中が逮捕されたのだ。

 十津川らは、永井が列車に乗った理由や、まだ分かっていない3人の被害者の身元など、当時解明されていなかった謎を調べ始める。

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