大阪維新の会は自分たちの実績を紹介するとき、橋下市長就任以前から大阪市債残高の漸減は始まっていたのに、自分たちの実績に見せるなどの情報操作を行っている。
また、経済苦の女子高生が私学助成を訴えたときは「日本は自己責任の国だ」と切り捨てたのに、人気取りのために3年後、民主党の政策に上乗せして私立高校授業料の補助金制度を創設した。
常に場当たり的で、政治家として実績を挙げていない。また、既に住民投票で「大阪都構想」が否定されたのにもかかわらず、再挑戦を口にし、政界引退を表明しながら新党結成をもくろんでいる。社会学者が橋下徹のいかがわしさを検証する。
(牧野出版 1400円+税)