自宅前で実母が車にひかれる悲劇に襲われたマリアン

公開日: 更新日:

 この衝突で、ジーンさんは胸部に大きなダメージを受けた。ちょうど通りがかった医師が救命を試み、レスキュー隊もすぐ到着した。だが、その甲斐なく、胸腔内臓器挫傷などで12時25分、死亡が確認された。

 一方で、Aさんもブロック塀にぶつかった際に鼻の骨を折り、全治1カ月の重傷を負った。事故の原因についてAさんは警察の取り調べで、「エンジンがかかっているのに、かかっていないと思ってアクセルを踏んでいた」と語った。

 当時多発していたオートマチック車の誤操作による事故だった。

 マリアンは62年にアメリカ人の父親とジーンさんの間に生まれ、80年に母親とともに来日し、資生堂のキャンペーンガールとしてデビュー。美貌とユーモラスなしゃべりが受けて、80年代にドラマやバラエティーでブレークした。マリアンと、ステージママとして常に彼女の傍らに寄り添ったジーンさんは「一卵性母子」といわれるほど仲がよかった。

 87年、マリアンは不動産業やゴルフ場経営を手がける青年実業家と玉の輿(こし)婚。総費用3億円ともいわれる豪華な披露宴も話題になった。しばらくは夫婦仲のよさやリッチな生活ぶりが話題で、セレブとしてメディアに取り上げられることも多かった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方