BPO見解と同日発表の謎…フジ「いいとも!」終了で“まゆゆ蹴り”批判隠しか
「『いいとも』とBPO問題。どちらが話題性が高く、メディアが取り上げるかは容易に想像がつく。今月18日に開かれたフジの定例会見で亀山千広社長が、頭蹴り騒動について苦言を呈したが、一連の内容がネットニュースで流れるとBPOのHPにアクセスが殺到し、サーバーがパンク寸前の騒ぎに。そんな経緯も考えると、フジが再度の炎上を抑えるため“タモリを利用した”と勘繰られても仕方がない」(事情通)
フジがこの問題にナーバスなのは「27時間テレビ」は系列局27社が番組制作し、全国ネットで放送されるフジを代表する看板番組ゆえ。
「その看板がBPOの審議入りしただけでも、大変なイメージダウン。これ以上騒動が大きくなり、番組が打ち切りに追い込まれでもしたら一大事なのです」(別の事情通)
BPOからの発表時期は、当事者であるフジ側には「週明けの21日か22日あたりに公表すると伝えていた」(BPO広報担当者)という。
フジ広報部に問い合わせると発表日が同日になったのは「偶然の話。狙ったという事実は全くありません」。「いいとも」終了を22日に発表した理由についても、「特に発表していません。3月に向けて番組を盛り上げていきたいと考えています」との回答だった。
不祥事隠しのダシに「いいとも」を悪用――。功労者であるタモリの「花道」にケチがついたのは間違いない。