フジテレビ激震 「いいとも!」タモリの次は小倉智昭、安藤優子…
82年10月の放送開始から31年、タモリ(68)の「笑っていいとも!」がついに来年3月いっぱいで終了する。フジテレビ広報は「編成上の理由」と言うが、のっぴきならない“会社の事情”があるようだ。
「年間5億円ともいわれるタモさんの高額ギャラがネックになったという話もありますが、カネは大した問題ではない。フジサンケイグループの連結売上高は6320億円、他局を大きく引き離している。やはり一番の問題は視聴率低迷で、『文芸春秋』10月号に載った日枝久会長(75)のインタビューが全社的に響いていますね。“天皇”の言葉は絶対ですから」(フジテレビ関係者)
フジは視聴率で日本テレビ、テレビ朝日に抜かれ、昨年から3位に転落している。日枝会長は誌上で〈テレビはグループの中核。視聴率が下がると、外から「あそこは元気がない」と言われる〉〈ここらで手を入れないとまずい〉〈金属疲労が見えてきた〉などと話していた。
「視聴率が低迷しているのは、過去の成功体験を断ち切れない幹部社員が多いせいもある。思い切ったことができない若いスタッフはそれに不満を持っている。6月に亀山千広新社長(57)が就任しましたが、トップが代わったからといって“古い体質”を変えるのは簡単じゃない。そこで、『いいとも!』切りなのでしょう。『いいとも!』は、日枝会長が編成局長時代に初の視聴率3冠を取った82年に始まった番組。だから日枝会長のOKがなければ終了できない。単なる老舗番組の打ち切り以上に、大ナタの意味が込められているのです」(前出の関係者)