あまコンビW主演で話題 「隠蔽捜査」は“警察版・半沢直樹”
「原作は『ハンチョウ』や『確証』を手がけた今野敏氏の小説で、とにかくストーリーがしっかりしている。人物像がきちんと描かれている作品は安心して視聴できるもの。その典型的な作品ではないでしょうか。しかも警察官僚の群像劇で出世の駆け引きが題材となれば、興味を持つサラリーマンは多いはず。古田新太がアピールする警察版・半沢直樹というのもうなずけます」
役者も見せる。
「『あまちゃんコンビ』の主演2人が一転して眉間にシワを寄せるシリアスな役柄に挑む姿は見応えがあり、生瀬勝久や安田顕、神保悟志といったバイプレーヤーの起用もスパイスが効いている。そんな男くさい作品に、双子の妹・佳奈に結婚の先を越された三倉茉奈と、前クールの『夫のカノジョ』の大コケが記憶に新しい鈴木砂羽という、正念場の女優を彩りとして加えたキャスティングもなかなか興味深い」(桧山氏=前出)
もっとも初回の視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。同枠では並のスタートとなった。「半沢」や「あまちゃん」には全然及ばないが、中身では負けていない。