インタビュー断っていた…舛添氏も“逃げた”池上彰の聞く力

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 正体見たりという気になるが、池上がフルっていたのはこのインタビューの直後だった。なんと、「舛添陣営は池上のインタビューを受けないと事前に断っていた」という驚きの内幕を暴露したのである。

 耳が痛いことを聞くジャーナリストの質問は受け付けないつもりだったということらしい。上智大学の碓井広義教授(メディア論)はこう言う。

「事前に断られていたからこそ、インタビューには飛び入り参加したのでしょう。その内幕まで話すとは、池上さんらしい視聴者サービスです。池上さんは他にも石原伸晃さんに“勝てる人に乗ったということですよね?”と尋ねて“探したけどいなかった”という言葉を引き出した。ゲスト出演した松沢成文さんには前回の都知事選出馬のドタバタ劇について“だまされたようなものです”と言わせた。これは池上さんにしか引き出せなかった興味深い言葉です。翻って、情けないのはMX以外の他局です。都知事選は国政への影響も大きく、一地方の首長選とはワケが違う。にもかかわらず、開票特番を放送したのはMXだけ。もちろん、MXが東京ローカルという特殊性はあるにせよ、他局が通常番組を放送し、都知事選を過小評価する中で特番を組んだ姿勢が素晴らしい。拍手を送りたい」

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