候補はあまた挙がれど…「ポスト・タモリ」は深刻な人材難
ポスト・タモリは誰なのか? 「笑っていいとも!」が最終回を迎え、芸能マスコミは「日本一の司会者」との声もあったタモリの後釜探しに躍起だ。今のところ、ウッチャンナンチャンの内村光良(49)とか、毒舌芸人の有吉弘行(39)などの名前が“候補”として挙がっているが、ちょっと難しいだろう。
「いいとも」のタモリは、適当なゆるさが評価されていた。鼻につくアクの強さも自己主張もなく、引き立て役として自然な空気感をつくり出していた。だからこそ、30年以上も「お昼の顔」を続けられたともいえる。
毒にも薬にもならない雰囲気だけを考えたら、内村やナインティナインの矢部浩之(42)、ホンジャマカの恵俊彰(49)あたりにも後釜が務まるかもしれない。だが、そもそもタモリの真骨頂はゆるさじゃない。
「タモリさんの魅力はマニアもうならせる趣味の広さや、深い博識ぶりにあります。30年以上続いている『タモリ倶楽部』や、再開を希望する声が大きい『ブラタモリ』を見ても分かるように、深夜向きのマニアックさが最大の持ち味です。そうしたバックボーンがあるから、いいともでもどんなゲストにも話を合わせられ、相手の魅力を引き出すことができた。これはタモリさんにしかできない芸当ですよ」(在京キー局関係者)