偲ぶ会出席者に送られた…やしきたかじん妻「感謝状」の真意
〈元気で暴れん坊で、心を込めて全力で歌うやしきたかじんの変わらない姿を、皆様の記憶に、心に生かし続けて頂けましたら幸いです〉
先月3日、64歳で亡くなったやしきたかじんさんの偲ぶ会が開かれた。東西の芸能人が駆け付けたにぎやかな会。その出席者たちは最近、お礼の挨拶状を受け取った。送り主は、「Office TAKAJIN」代表取締役の家鋪さくらさん。故人の最期を看取(みと)った妻である。
「本文は印刷されたものでしたが、宛名や欄外のメッセージは手書き。美しい字で、丁寧に書かれていた。さすが、たかじんさんが心を許した相手だと感心しましたが、肩書は事務所の代表取締役。楽曲やコンサート映像、テレビ出演した際の動画など、たかじんさんの著作権や肖像権に関わるものはいっぱいある。死後も引き合いは多いでしょう。実際、JR大阪駅の発車メロディーは、来月1日から『やっぱ好きやねん』になる。さくらさんは事務所の代表として、権利関係の仕事を続けていくつもりなんでしょうね。そんな挨拶状にも思えました」(出席者の1人)
たかじんさんをめぐっては、看取った嫁と臨終を知らされなかった姑が、偲ぶ会でも火花を散らした。壇上で挨拶を始めた嫁に、姑が「何を言うんよ」と声を荒らげる。両者の確執の深さを思わせた。亡くなる直前に入籍した嫁の存在を認めたくない姑の気持ちは分かる。たかじんのすべてを独り占めするつもりではないのか、入籍は遺産目当てではないのか、と疑いたくもなるだろう。
そんな気持ちを知ってか知らずか、さくらさんは、たかじんさんが代表だった個人事務所を引き継ぎ、オフィシャルサイトの運営も続けている。4月1日の消費税引き上げに伴って、メンバーの年会費や入会金が引き上げられる旨も記されていた。バトルはまだ続くのだろうか。