毒舌キャラで人気急上昇の中村アンは意外にも「体育会系」

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 そこから一気に、華やかな世界へ――とはいかなかった。

■芸能界を一時諦めたことも

 大学を卒業したのは10年。ブレークの兆しが見えたのが13年だから、4年近く苦悩の時期を過ごしている。同じ事務所の後輩にも追い越され、一時は芸能界を諦めようと考えたこともあったという。しかし、「3年間は頑張ろう」と思い直し、ようやくブレークにつながった。

 バラエティーはただひな壇に座って勝手気ままなトークを展開しているように見えるが、実はなかなか難しい。

 単にニコニコしているだけではもちろんダメだし、そうかといって「前へ、前へ」と焦るあまり、先輩の話を遮ったりしたら、二度と呼ばれない。あるベテラン芸人は「バラエティーは瞬発力勝負」と言った。その中で生き残るためには、ネットの炎上など恐れているわけにはいかない。

 まさに「体育会系」の彼女にとって、うってつけの舞台。持ち前の負けん気で、西川、大久保を追い抜く日も近い。

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