二日酔いもお持ち帰りもナシ 三輪ひとみの飲みっぷり
自他共に認める酒好きでいまだ二日酔い知らずの酒豪。女優の三輪ひとみ(35)は「自分の好きなお酒を飲んでほしい」という思いが高じ、女優業のかたわらカジュアルバーを始めてしまった。居酒屋で夜通し熱く語り合った青春の思い出を聞かせてもらった。
映画「捨てがたき人々」の撮影は2年前。長崎・五島での撮影中の20日間に5キロもやせてしまうハードさだった。
「連日撮影が続いて、体調を崩してしまったんです。真っ先に胃をやられてしまい、肉も喉を通らず、新鮮な魚介類にも<火を通して>とお願いするほどでした。だからお酒を飲んだのは初日の夜だけ。その時に飲んだ地元の焼酎『壱岐』がおいしくて、買って帰りましたけど(笑い)」
帰京した後、念願だった店を開いた。港区・赤坂駅から徒歩5分のカジュアルバー「Bonne eau(ボンノウ)」。今では天職と胸を張るほど心血を注いでいる。
「『壱岐』をはじめ、私が品定めした一押しのお酒を揃えてます。店を始めたのは、他人と関わる場所欲しさから。役者というのは現場で深く話すこともないし、積極的に自分から出ていかないとほとんど人と関わらない。でも店があれば、いつでもいろんな人の人生を聞けて、自分にプラスになる。うんちくを絡めて薦めた甲斐あって、ビールしか飲まなかった人をウイスキー党にしたこともあるんですよ」