■「客にお土産を持たせる落語家」
もちろんあくまで本職は「落語家」。数年前から「最も独演会のチケットが取れない落語家」として話題になり、その人気は今も衰え知らず。
「談春の高座は面白いだけじゃない。セリフや表情で客の魂を揺さぶり、感動に近いものを与えることができる。笑いにプラスアルファがあるので、『客にお土産を持たせる落語家』といわれています。以前、談志が『談春は物覚えが早くて学習能力が高い。言われたことはすぐ直す』と褒めていた。だから、ドラマでの経験も、今後の落語に生かせるはず」(前出の吉川潮氏)
泉下の談志も目を細めてドラマを見ているに違いない。