女優デビューの脊山麻理子 “出しゃばり批判”に持論を語る
生粋のお嬢さまだ。父は医師で東大名誉教授、母は通訳というインテリ一家に育ち、幼稚園から高校までお茶の水一筋。それが慶応大卒業後に入社した日本テレビを10年に退社し、フリーに転身すると、隠されていた“個性”が爆発する。今年5月に34歳で水着グラビア写真集を発売。バラエティー番組で泥酔しながらカラオケに興じる姿も話題になった。
女優本格デビューを果たしたドラマ「匿名探偵」(テレビ朝日系、金曜深夜)では、仕事をもらうためにディレクターのふりをした探偵(高橋克典)に水着で色仕掛けをする女子アナを熱演。作中ではドラマ用の写真集も登場、脊山自身の現状とシンクロした内容になっている。
強烈なインパクトを残す脊山の活動に「イタイ」「ウザイ」「出しゃばり」という批判的な声も少なくない。しかし、本人はあくまで冷静だ。
「否定的な声は承知の上。『私なんて映らなくていい』というスタンスなら出なくていいし、やめた方がいい。出たがりだから出ているのです。そんな基本を教えてもらったのが(元日テレアナウンサーの)福沢朗さん。もともと人見知りで人前に出るのが恥ずかしかった。でも、入社1カ月くらいのとき、福沢さんに『君が恥ずかしいかどうかなんて、どうでもいい。見ている人が楽しいかどうかが大事』『本当に嫌ならやめればいいし、やるならプロとしてやりきれ』と。それが“福沢イズム”。出るんだったら『ウザイ』『出しゃばり』と言われてもやりきるべきでしょう」