ドラマ「ごめんね青春!」でバカにされた堀越学校長の言い分

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「ごめんね――」は、NHK朝ドラ「あまちゃん」の脚本家である宮藤官九郎氏が手がけた作品。国民的ドラマの生みの親の新作とあって注目も高かったが、識者はこの騒動をどう見たか。

 上智大教授(メディア論)の碓井広義氏はこう言う。

「クドカンは物語の中に現実や実名を巧みに織り込んでいく脚本家。“楽しめる人だけ楽しめればいい”と視聴者の間口を狭くすることで、ディープで際どい笑いを生み出す世界観が真骨頂ですが、今回の騒動は制作側のミスは否めないでしょう。日曜劇場というゴールデン帯で放送する以上、細心の注意を払うべきであり、実名のセリフに疑問を持たなかったとすれば、うかつと言わざるをえない。放送局であるTBSの判断の甘さだと思います。本来、視聴者のクスッという笑いを誘うのが目的だったであろうこの表現。学校名ではなく、たとえば『芸能コース出身』といったセリフにすることで、その効果は十分だったのではないでしょうか」

 これで元グラドルを演じた中村静香が本当に堀越OGだったら着地は完璧だったのだが……。クドカンの心境を代弁するならば、「ごめんね!堀越」か。

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