「真麻のパパ」高橋英樹の新境地は「日本史センセイ」路線

公開日: 更新日:

 若い人からすれば「真麻のパパ」のイメージが強い。俳優の高橋英樹(70)が意外なところで注目されている。きっかけは「NHK高校講座・日本史」(Eテレ)だ。AKB48の3人を相手に高橋が日本史の講師を務める番組で、放送は今春からやっているが、最近になって動乱の幕末期に入り、ちょうどヒット上映中の「るろうに剣心」の世界と重なり、「歴女」のハートを熱くしているのだ。

「高橋は知る人ぞ知る歴史オタク。お城フェチのうえに古地図研究家でもある。歴史小説にも造詣が深い。時代劇スターとして後進に伝えることが自分の使命と考えており、熱心そのもの。歴史的人物にまつわる場所を率先して訪ねるなど日頃の努力を惜しまず、ウンチクも半端ない。重要ポイントを挙げて簡潔に説明するため、視聴者にも分かりやすいと好評です」(テレビ雑誌記者)

 今年8月には3冊目の著書「高橋英樹のおもしろ日本史」(KKベストセラーズ)が歴史書として高い評価を受け、第2回野村胡堂文学賞特別賞を受賞した。月刊誌「歴史人」で2年半にわたって連載した「高橋英樹の歴史通」を大幅加筆した単行本だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  2. 2
    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

  3. 3
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 4
    芸能事務所の社長には「三浦友和のNGみたいな子はいらないのよ」と言われた

    芸能事務所の社長には「三浦友和のNGみたいな子はいらないのよ」と言われた会員限定記事

  5. 5
    巨人・坂本勇人「一塁手で一軍復帰」に現実味…本人、チームともメリット盛りだくさん

    巨人・坂本勇人「一塁手で一軍復帰」に現実味…本人、チームともメリット盛りだくさん

  1. 6
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  2. 7
    女優・沢田雅美さん「渡鬼」降板報道の真相で「本が一冊書けてしまうかな(笑)」

    女優・沢田雅美さん「渡鬼」降板報道の真相で「本が一冊書けてしまうかな(笑)」

  3. 8
    “もうひとつの首都決戦”都議補選「自民」は負け越し必至…「都ファ」は4候補が全員討ち死に危機

    “もうひとつの首都決戦”都議補選「自民」は負け越し必至…「都ファ」は4候補が全員討ち死に危機

  4. 9
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  5. 10
    ヒデとロザンナ(6)8歳年上の東洋人にロザンナは「やばい、運命の人だわ」と直感し…

    ヒデとロザンナ(6)8歳年上の東洋人にロザンナは「やばい、運命の人だわ」と直感し…会員限定記事