日テレOB真山氏 女子アナ内定取り消しに「みっともない」
「OBとしては、みっともないの一言。結果的に入社させるなら、裁判になる前に何とかならなかったのかというのが率直な感想です」
こう語るのは元日本テレビの真山勇一氏(71)だ。先日、和解が成立した日テレの女子アナ内定取り消し訴訟。銀座のクラブホステスのバイト歴を理由に「アナウンサーに求められる清廉性がない」として内定を取り消された東洋英和女学院大4年の笹崎里菜さん(22、写真=本人のツイッターから)は提訴の末に入社を勝ち取った。しかし、結果的に「折れた」とはいえ、ここに至るまでの日テレ側の対応にはかなりの問題があったのは事実だ。
日テレ時代は「きょうの出来事」「ニュースプラス1」など報道番組でキャスターを歴任。07年に退社後は調布市議に転じ、現在は参議院議員(維新の党)を務める真山氏に今回の顛末について話を聞いた。
「放送局は見かけは派手に見えますが、中はかなり保守的なんです。ただ、今回の内定取り消しはいかにも時代錯誤。人事部はじっくりと面接して人格を見極めた上で自信をもって内定を出したはず。だとしたら、ホステスのバイト歴くらいで慌てずに、そんなことにはこだわらないし、入社後に何か問題が起きたら守るくらいの度量はなかったのか」