宝塚史上初? まさかの“お笑い部門”で紫吹淳ブレークの予感
04年に「月組」の男役トップを退団した紫吹は、鳴り物入りで芸能界デビュー。しかし、女優として活動するも映画の出演はなし。ドラマも事務所のバーターのゲスト出演ばかりでパッとしなかった。それが「まさかの“お笑い部門”でブレーク。宝塚史上初じゃないですか」と驚くのは芸能リポーターの川内天子氏だ。
「宝塚退団後、女優の第一線で活躍するのは簡単なことではありません。特に男役は、男だった宝塚の世界から女として生きる芸能界に来るので、過去のイメージを崩さずに女優としてどう生きるかが難しく、みんな苦労する。今でこそ人気の天海祐希でさえ、低迷期が長かった。紫吹もなかなか芽が出ないと思っていたら、男役の印象どころか天然キャラを隠さずにバラエティー路線に転向して宝塚のタブーまでぶち破ってくれました。宝塚の異端児です。バラエティーで知名度を上げてから“逆ルート”で女優として活躍できるようになれば、大成功でしょう」
同席した子役のひとりから「テレビで見るたびに面白い人だなあと思っていた」と言われていた紫吹。舞台では本職の実力を見せつけるはずだが、活路を見いだしたバラエティー路線でもブレークの予感である。