高1で作家を意識 “早熟の天才”羽田圭介氏「芥川賞」への軌跡
大学卒業後、小説を書くための体験と考えて一般企業に就職。茨城の社宅に住み、ロードバイクで往復17キロを走る会社員生活を1年半続けた後に退社。09年夏から作家専業となった。3年前にスランプに陥り、経済的にも困窮。公務員と兼業すべきか悩んだのも、今では笑い話。貴重な体験となった。
歌人で作家の加藤千恵と対談する「真夜中のニャーゴ」(フジテレビ系)にレギュラー出演中。4月15日の放送では、又吉の「火花」について寸評。笑いを文字で伝えるうまさに驚き、「上手だなあ」を連発した。
小説に出てくる井の頭公園や焼き鳥屋に出かけるミーハーな横顔も見せた。今は未完成作品3本を手直しの真っ最中。又吉より早く受賞第1作を出せそうだ。