「まれ」迷走で批判も 脚本家・篠崎絵里子氏だけが悪いのか?
残すところあと2カ月弱だというのに、相変わらず視聴率ダウンが止まらない朝ドラ「まれ」。ちょっと前は「フランスでケーキ修業」の話が持ち上がり、「いよいよクライマックス突入か」と思われたのに、今はなぜか塗師屋(漆塗り職人)の女将となり、ケーキ職人はどっかへ行ってしまった。
これでは視聴者が呆れるのも納得で、ネットなどでは脚本家・篠崎絵里子氏へのバッシングが始まっている。今更ではあるが篠崎氏ってどんな人なのか。コラムニストの桧山珠美氏が言う。
「これまで山下智久主演のドラマ『クロサギ』(06年、TBS系)や『震える牛』(13年、WOWOW)、『紙の月』(14年、NHK総合)、さらに映画『あしたのジョー』(11年、東宝)などを手掛けています。そのうち『クロサギ』は同年のTBSドラマの中でナンバーワン視聴率を挙げていたし、『あしたのジョー』では原作者・ちばてつやをして“原作を超えた”と言わしめた。08年の『Tomorrow』(TBS系)では橋田賞を獲得した実力者です」
そんなベテランが「まれ」ではどうしてこんなに迷走しているのか。